本当に必要な家の広さとは?将来を見据えたLDKの間取り選び

こんにちは。吉祥寺支店の営業担当の北井です。
昨今の新型コロナウイルスの流行は、人々のライフスタイルを出勤、外食から、在宅、内食・中食といった自宅中心に変化させたことなどから、住宅を探されている方のニーズは「より広い住まい」を求める傾向にあると感じています。

20帖超のリビング
4LDK以上の間取り

このようなキーワードで住宅を探す方が増えている一方、近年、地価の上昇の影響等によって首都圏で供給される土地や建物の面積は減少傾向にあります。より広い物件を求めて、郊外に目を向けられる方も増えてきていますが、生活する上で本当に「4LDK」や「20帖超」といった広さや間取りが必要かどうか?改めて、私北井の実体験を基に、「広さ」に関する見解をお伝えしたいと思います。

引用:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2020年)」より

私は日々、営業担当としてお客様とお話をさせていただいておりますが、多くのお客様がお住み替えの検討理由として「部屋数が足りない」「独立した空間を確保できない」など在宅ワークの増加を背景とした広さに関するお悩みを挙げられています。

引用:国土交通省「我が国の住生活をめぐる状況等について」より

このようなお悩みは「広い家に住む」ことで解決することもありますが、地価の上昇、土地・建物面積の減少などにより、現実的には部屋数を増やし、一つ一つの部屋を小さくするなどの対応になることが多いかと思います。広さは住宅を選ぶ際の重要な項目でありますが、私は、広さよりも2LDK~3LDKを主軸にお住まい探しをした方が良いと考えています。

話は変わりますが、私の実家の話をさせていただきますと、私は姉、父・母の4人家族で、私が中学生になる春休みに4LDKの新築に引っ越しをしました。当初は、一人部屋を初めて与えられて嬉しい思いでしたが、中学・高校へ進学するにつれ、部活動やアルバイトなどで家にいる時間が短くなり、自分の部屋は寝るだけの場所となっていきました。また、大学を卒業した後、私も姉も一人暮らしを始めたため、現在は多くの部屋が余ってしまっている状況です。

当時は、こども心に「広くて部屋数が多い家」が良いと思っていたものの、営業担当者としての経験、実家の状況、昨今の家族の在り方を踏まえると、広さではなく、例えば「リビングを生活の中心とするような」将来を見据えた間取りの方が、今後の家族構成やライフスタイルに柔軟に対応できるのではないか、という考えになりました。

現在、私は結婚し、今年で5歳になる娘と家族3人で暮らしており、近々住み替えを考えております。上記を踏まえて、次に探す家は、2LDKで1部屋は「フリーウォール」のつけられる仕様と考えています。子供が小さい頃は、昼はリビングで過ごし、夜は家族全員で大きい寝室を使います。子供が個室を持つ年齢になった時、大部屋を「フリーウォール」で2つに分けそれぞれ個室とし、子供が独立し家を出た際は、1部屋は娘が帰省する際の来客部屋に、残りは夫婦の趣味の部屋とするといったことを考えております。

アグレ都市デザインは、家族のライフスタイルが徐々に変化していくことを想定し3LDKを基盤とし、“DEN”などの用途多彩なスペースや「フリーウォール」や「ファミリーcloset」などを多く採用しており、家族のライフスタイルの変化に対応できる間取りをご用意しております。当社の「アグレシオシリーズ」をご見学の際には、ぜひ様々な間取りをご体感頂ければと思います。この記事が、お客様の家探しの一助になりましたら幸いです。
                                 吉祥寺支店 営業 北井